失業中、毎日するべきこと

書類選考で一蹴され、手応えがあった面接に落ちていた──。とかくに失業中はへこみやすい。どこの会社にも受からなければ自分はどうなるのか。底なしの悲観に暮れがちになる。

面接が入っている日は少しは気合が入るが、面接がない日はさて何をして過ごそうか。少なくとも次の2つのことだけは毎日した方がいいと思う。

  • 散歩する。
  • 誰かとおしゃべりする。

まず散歩。歩くことは気持ちを前向きにさせる効果があるように思う。幸い、今は古都に住んでいて近くに歴史的名所が多い。徒然なきままに歩いていていると、心持ち明るくなる。

また、誰かと会話しないといけない。親、友達、嫁などと他愛もない話する。自分を表現することで、自分の存在を無意識のうちに確かめる効果があるように思う。自分には友達はあまりいないが嫁がいる。散歩中にいろいろ話せる。せめてもの救いかもしれない。

「頑張る」などという言葉がだんだん響かなくなる。頭の中が圧迫された空気で重たくなる。そんなときは外に行って歩いておしゃべるする。どちらも無料だ。そして、きっと仕事に就ける日がくる。

茫漠とした不安

9月末で会社を辞めた。担当していた仕事が実はやりたいことではなかった。超個人主義の社風が気に入らなかった。昨年比で売上も利益も減っているのに、遅刻や早退、私的な欠勤が多いのが異常だと感じた。ネットの時代、何でも紙ベースの業務プロセスが肌に合わなかった。朝、お茶を出してくれるのはありがたいが、事務員さんのその仕事に意味を見出せなかった。自分にない能力や知識を持っている人と仕事がしたかった。30代のキャリアを笑点の山田君みたいな仕事で埋めたくなかった。

さてこれからどうしよう。答えが見つからない。そもそも問いすら明確に立てることができていない。記憶は大得意。正解がある問題を解くのも人並み以上にできる。でも、「これからどう生きていけばいいか」「どう稼ぐか」といった問いを考えたことはこれまでなかった。わからない。

嫁がいる、0歳の息子もいる。書類選考で落ちて気分が萎える。必要とされない人材になっているという認識が怖い。心が折れそうな気がする。貯金がなくなる。思考が鈍くなり、無意識に時間が過ぎる。後悔する。そして次の一日が始まる。

専門性を磨こうと思う。29歳にしてLAMPを勉強し始めようか。その前に、モチベーションをどうにかしなければ。

勝算も信念もないのに転職してはいけない

次の職場を選ぶとき、次の2つの質問にきちんと答えられるなら飛び込んだ方がいい。あいまいな、釈然としない答えしか浮かばないなら立ち止まったほうがいい。

  • その仕事は自分の得意分野か。他人よりうまくやれるのか。
  • その仕事をしたいという思いは、心のそこから静かに湧いているものか。

これまでと同じ仕事を新しい職場でも続けるなら、それは転職ではなく転社だ。字義をそのまま読み取ると、転職は新しい職種に就くことだ。経営にたとえるなら多角化

成功する多角化には勝算と信念が必要なのと同じように、転職に成功したいならこの2つが不可欠。私は一度失敗した。資格を活かしたいという頓狂な考えで、キャリアと無関連な転職をしてしまった。

そして私は退職、失業、転職活動中。次は同じ過ちをしない。そして、同じ過ちを誰にもしてほしくない。失業はとてもつらいものだから。

「資格を武器に」という罠

不況の今こそ資格を取ろう、資格でキャリアアップしよう。TACやLECが言いそうな言葉だし、経済雑誌の特集に載っていそうな言葉だ。

でも、実際は資格が昇進や転職の武器になることはあまりないと感じる。公認会計士やテクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)など難易度も需要も非常に高い資格を除いて。

サラリーマン4大資格なんて、取ろうとさえしないほうがいいと思う。理由は3つ。

  1. 実務に関係のない知識まで身につける時間があれば、実務に集中したほうが実力が付くし、職務経歴をアピールするのに強力(http://nedwlt.exblog.jp/3889841/ の意見に賛成)。
  2. ゼネラリスト時代、ジョブローテーション時代が終わり、資格を活かした仕事に就くのが困難。
  3. 知識よりも想像力の方がはるかに大切(参考:アインシュタインの言葉)。

中小企業診断士を取ろうと思っている人へ。もう一度、以下の質問を考えてみることをお勧めする。

  • 資格に逃げていないか。
  • 仕事や家庭の面で他にやるべきことはないか。
  • 一次試験の内容を存分に活かせる機会を見つけているか。

一次も二次も記憶力を試す試験だと思う。記憶はすぐになくなるもの。そして、残るのは名刺にすられた中小企業診断士の文字、甘い成功体験、そして自己満足。

ハイヒールとトミーズの何が面白いのか

今年、東京を離れて関西に戻ってきた。

テレビを見ていると、ハイヒールにトミーズ、元トゥナイトはるみ、その他吉本芸人ばかりが出ている。

素人なみのコメントしかできない連中をテレビに出さないでほしい。内輪だけで盛り上がり、互いに自己満足しているような番組を作らないでほしい。CMにまでハイヒールなぞを出さないでほしい(顔面にフォーカスしないでほしい)。

アホな視聴者だけしか相手にできないのか。視聴者はアホだと想定して番組を作っているのか。アホな視聴者しかテレビを見なくなっているのか。下請け丸投げで利ざやを抜き、既得権益の上に甘い汁を吸い続けたテレビ局の連中がアホなのか。

虚勢と虚構に生きる人たちへのメッセージ。

「好きな政治家は小泉純一郎」

前の会社の同僚が言っていた。「小泉首相が好きで、ビジョンがあり、リーダーシップがあると思う」と。

なるほど、そのときは自分も小泉元総理に対してどちらかといえば好印象を持っていた。歯切れのよい言葉は、耳障りがよかった。改革を推進しているというイメージがあった。

しかし最近は違う。小泉竹中流の国政の実態を知るにつれ、とてつもなく悪い奴だと思っている。彼らがやってきたことは、これまで築き上げてきた日本の富をアメリカに献上していたのだ。それも莫大な金額を。

詳しく知りたい人は

をどうぞ。

自分もプロパガンダにだまされていたわけだ。不覚。

大企業の人員削減

トヨタ、いすず、マツダキヤノン・・・。非正規社員のクビを切る会社。

戦後最長と言われた景気回復の中で儲けてきたが、ここに来て大量のリストラ。
でも、マスコミはあまり報道しない。なぜならお金をくれる超得意先だから。政治も厳しく咎めない。なぜなら献金をもらっているから。

腐りかけている、壊れかけているこの国の仕組みを変えないと、自分が不幸になる。なぜなら、給料がなかなか上がらないのに、増税とインフレが待っているから。

これまで総選挙にあまり行ったことがなかった。次は絶対に行こうと思う。自民党には投票しないが。